講談社100周年記念企画 この1冊!:「FRaU 2012年 2月号」

講談社100周年記念企画「この1冊!」

 

143冊目

「FRaU 2012年 2月号」

神谷明子
FRaU編集部 37歳 女

片思いから両思いになれた気がします

書籍表紙

「FRaU 2012年 2月号」
発行年月日:2012/01/12

 FRaUは昨年、創刊20周年を迎えました。創刊当時、私は高校生でFRaUの読者対象ではなかったのですが、背伸びしたいタイプだったため、かなり強烈なタイトルに心惹かれ、時々購入していました。なんせ、創刊タイトルからして“「悪女」かもしれない”ですから。ただ、あるとき買ったFRaUに掲載されていた占いの表に、自分の生まれ年が入っていなくて疎外感を感じてからは、しばらく買わなくなってしまったのですが。その20年後、まさか自分がその雑誌を作り、占いの表は出来るだけ幅広い年齢の方をカバーできるよう努力することになるとは……。

 “悪女”の創刊当時からFRaUは“強い女”を打ち出している印象がありますが、FRaUが新たにそういう女性像を提案しているわけではなく、どんな時代でも女はずっと強いんだということを、作るようになって実感しました。それにしても、読者のときも、作り手になっても、“学ぶこと”ができる雑誌です。旅、占い、ダイエット、映画……毎月、違うテーマについてどっぷり考えるわけですから。たいへんですけど、楽しい作業です。鍛えられて、おかげでどんどん強くなっていっています。

 そうそう、2012年の2月号のボディ特集を読み込み、糖質オフダイエットを実践し、痩せることができました。やっぱり役に立つな、FRaU。

(2012.04.13)

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